遠い昔の伝説
それはこの地におりたった
それは空からおとずれた
この世界にひとり 動けぬ体でひとり
かえろう そらへかえろう
かえりたい そらへかえりたい
こどもたちよ わたしをたすけて
こどもたちよ わたしをそらへ
おまえたちはそのためにうまれたのだ
「旅立ちを見届ける一族」に伝わる民謡
訳:ショーン・コスギ
私の名はルエミーザ・小杉。
大学で考古学を教えている。
教授じゃない、助教授だ。大学での講義の傍ら、休暇となればまだ見ぬ古代遺跡を探して世界中を飛び回っている。
その日、講義を終えて自分の研究室に戻ると机の上に小汚い封筒が置いてあった。
『ついに見つけたぞ。私の勝ちだ。』
見覚えのある手帳の切れ端に書かれた見慣れた文字が俺を笑っているようだ。裏には「遠い昔の伝説」という題名の詩が書かれている。
封筒の奥には今まで見た事もない文様の入った金貨。しかしこの金貨に刻まれた文字はよく知っている。
親父はついに見つけたらしい。
全ての文明の起源となった、未だ知られぬ古代文明遺跡。親父のライフワークとも言える研究が実を結んだらしい。
この短い勝ち誇った子供のような手紙がいつものスタートの合図だ。
私に来いと言っているのだ。また私を利用しながら目当てのお宝だけは自分が持っていくつもりだろうが、それももう終わりだ。
500年生きても拝めないかもしれないこんな素晴らしい研究対象を前に出されたら、今度こそ親父を出し抜こうと言う気も失せてしまいそうだ。
私は愛用の考古学研究専用のノートパソコンを始め、何かと便利な相棒のムチと銃、あらゆるヤバめの機材を大量にカバンに詰めて空港へ向かった。
行き先は、全ての文明、全ての生命の起源と言われる伝説の地、「LA-MULANA(ラ・ムラーナ)」
もっとも、「これはお土産だ」とゴネて持ち込めたムチとパソコン以外は空港で全て没収される事になったのだが・・・・
帰りの便ではそれ以上の荷物を持って帰るのだから、良しとしよう。
考古学者「ルエミーザ博士」を操作し、
人類の起源を解き明かせ!
武器を駆使して敵をやっつけろ!
最初はムチ一本で冒険がスタートする。
しかし、遺跡の中に隠された武器を集めることで様々な攻撃が出来るようになる。
武器にはムチやナイフ等の「メインウェポン」と手裏剣や爆弾等の「サブウェポン」があるぞ。状況に応じて使い分けるのが攻略のポイント。