Thursday, March 18th, 2010

ゲーム内容

ストーリー

~遠い昔の伝説~

それはこの地におりたった
それは空からおとずれた
この世界にひとり 動けぬ体でひとり

かえろう そらへかえろう
かえりたい そらへかえりたい

こどもたちよ わたしをたすけて
こどもたちよ わたしをそらへ
おまえたちはそのためにうまれたのだ

「旅立ちを見届ける一族」に伝わる民謡
訳:ショーン・コスギ

la-mulana ショーン・コスギ ついに見つけたぞ 私の勝ちだ!!

私の名はルエミーザ=コスギ。大学で考古学を教えている。

教授じゃない、助教授だ。

子供の頃、親父がよく見ていたなんたらという映画が好きだった。その主人公に憧れたわけではないのだが、大学での講義の傍ら、休暇となればまだ見ぬ古代遺跡を探して世界中を飛び回っている。

 

その日、講義を終えて自分の研究室に戻ると机の上に小汚い封筒が置いてあった。差出人不明。消印なし。ふざけている。どうやってここまで入ってきたのかは知らないが、バレバレだ。これはウチの家にしかない封筒だ。

 

『ついに見つけたぞ。私の勝ちだ。』

 

見覚えのある手帳の切れ端に書かれた見慣れた文字が俺を笑っているようだ。裏には「遠い昔の伝説」という題名の詩が書かれている。
封筒の奥には今まで見た事もない文様の入った金貨。しかしこの金貨に刻まれた文字はよく知っている。

 

親父はついに見つけたらしい。
私がこの仕事につくきっかけであり、研究者自らムチを片手に遺跡に潜っていくなんて悪癖を私に仕込んだ考古学ジャンキー。
いい歳してガキのように私と遺跡探し勝負を挑んできた素晴らしい親父。

全ての文明の起源となった、未だ知られぬ古代文明遺跡。親父のライフワークとも言える研究が実を結んだらしい。
この短い勝ち誇った子供のような手紙がいつものスタートの合図だ。
私に来いと言っているのだ。

 

まだ休暇は残っていたかな。

 

また私を利用しながら目当てのお宝だけは自分が持っていくつもりだろうが、それももう終わりだ。もう子離れしてもらおう。
500年生きても拝めないかもしれないこんな素晴らしい研究対象を前に出されたら、今度こそ親父を出し抜こうと言う欲などかわいいものだ。

 

私もどうしようもない程に考古学ジャンキーなのだ。

 

私は愛用の考古学研究専用のノートパソコンを始め、何かと便利な相棒のムチと銃、あらゆるヤバめの機材を大量にカバンに詰めて空港へ向かった。

行き先は、全ての文明、全ての生命の起源と言われる伝説の地、「LA-MULANA(ラ・ムラーナ)」

 

もっとも、「これはお土産だ」とゴネて持ち込めたムチとパソコン以外は空港で全て没収される事になったのだが・・・・

帰りの便ではそれ以上の荷物を持って帰るのだから、良しとしよう。

 

ゲーム説明

lamlana_youtube01謎の巨大遺跡「LA-MULANA」を舞台に、数々の謎を解き明かし、敵を打ち破り、遺跡の最深部に眠ると言われる生命の秘宝を手にする事が目的の遺跡探検考古学アクションゲームです。

 

主人公のルエミーザ=小杉博士を操作し、広大な遺跡の中に仕掛けられた多くの謎を解き、行く手を阻むモンスターと闘い、遺跡の最深部を目指してください。

 

もちろん、その道のりは並大抵の物ではなく、奥にいく程難解な仕掛けが待ち受けていますし、ガーディアンと呼ばれるボスキャラとの戦闘も待ち構えています。

タイトル:LA-MULANA(ラムラーナ)
ジャンル:遺跡探検考古学アクションゲーム
配信日:2010年
価格;未定
CERO / ESRB:RP
プレイ人数:1人
クラッシックコントローラー推奨

Wii・Wiiウェアは任天堂株式会社の商標です。

 

LA-MULANAとは

LA-MULANAは以前、NIGOROメンバーがフリーウェアとして開発したWindows用ゲームソフトで、この作品が広く世界に評価された事がNIGORO設立のきっかけとなっているゲームです。
テレビゲームの黎明期、ファミコンなどのいわゆる8bitゲーム機の時代、ゲーム機の性能の限界もありシンプルでプレイ時間も短いゲームがほとんどでした。

 

その時代からゲームの進化を体験しながら育ってきた我々NIGOROメンバーには「あの頃のゲームがもっと長くプレイできたら」という夢がありました。
ゲーム自体は2Dのままで、しかしデータ量は当時の数倍はあるような、我々を熱狂させた面白さがもっと長く続くゲーム。
それを世に出してみたいと言う想いから「LA-MULANA」のリメイクに着手しました。

 

任天堂のWiiやDSの出現により、ゲームをする人たちの層が変わってきたと言います。
ゲーム人口は増えたが、軽く遊ぶ程度で流行物に手を出して飽きたらゲーム自体をやめてしまう人が多くなったと。でもそれは、そういった新たに「ゲームの面白さ」に目覚めた人が次に手にするやってみたいと思えるゲームがないからだと考えます。

 

だからこそ、我々が体感してきた2Dゲームの進化の過程を再び提示できればと思う訳です。

 

今の基準から言えば、LA-MULANAは激ムズゲームと言われてしまうでしょう。ゲーム黎明期から遊び続けているマニア向けと思われても仕方がない程の難易度です。でも我々は子供の頃からこのぐらいの難しさを誇るゲーム達で遊んできましたし、これ以上の極悪な難易度のゲームも体感してきました。
それが面白ければ、今でも遊んでみようと思う人がいることに期待します。
メッセージや謎が多くて子供向きではないと言われても、さらっとこなしてしまう子供もいるはずです。事実、我々の子供時代は英語だらけのゲームを辞書を見ながら楽しんで遊んでいました。それなら今の子供にだって出来るはず。

 

ゲーム界を変えてやろうなんて大それた事は考えていませんが、「こういうゲームも出るのか」という可能性の一つぐらいは増やしてみようと思います。

ディレクター 楢村 匠

naramura_sig